2011/11/03

アンゴラの子、元気でね!

11月1日、ドイツで治療を終え、元気になった子ども達が、母国アンゴラへと帰っていった。ここ数ヶ月、常に200人の子ども達が平和村で生活をしていたので、80人が一気にいなくなると、やはり村はがらんとしてる。

平和村は年に四回、「援助飛行(Einsatz)」と呼ばれる治療が必要な子どもをドイツへ連れ、元気になった子ども達を母国に帰すという飛行がある。2月、7月にアフガニスタンやコーカサス地方の援助飛行、そして5月、11月にアンゴラの援助飛行。

私にとって初めてのアンゴラ援助飛行。突然のチャーター機キャンセルで異例の予定で向かえた前回のアフガン援助飛行と違い、働いているスタッフ自身が感傷的になっているのように感じた。ドイツで出会ったアンゴラの子ども達。仕事とはいえ、毎日顔を合わせ、叱って、笑って過ごしていると、家族のような思いになるのは、人間的。だけど、私にはそれがあまりよくは映らなかった。なんというか、帰ったって国の医療や福祉、教育の普及にはまだまだ前途多難な状況であるし、目の前にいる子ども達との別れを惜しむことで、平和は訪れるわけではない。
けど、どこかで感情的になれずに冷静に子ども達の旅立ちを見送った自分は冷たい人間なのかと、自分に問いかけたりもした。

とにかく、久しぶりの家族との再会☆どんな話をしてるのかなぁ。




Photo: ドイツの公共バスが平和村から空港まで無料で送迎をしてくれる。これも有難い寄付のひとつ。

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