2011/10/25

Beethoven (ベートーヴェン)

二連休。
一日目は平和村がプラクティカント(研修生)向けに行っているインフォセミナーがあったので、休日とは言え、貴重な情報収集源のセミナーに参加。その後、第二の家族が住むケルンへ遊びにいくことに。
二日目の今日は、ケルンの家族とクリスマスに向けてトランペットを練習し、ベートーヴェンの生家があるボンへひょいっとドライブを楽しみました。

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西ドイツ時代の首都であるボンは、ケルンやデュッセルドルフと同様、発達した水路のライン川沿岸に位置する都市。大都市と呼べるほど大きい都市ではなくちょうどよい大きさ。
ベートーヴェンの生家を訪ねて、マルクト広場に向かったのですが、平日にも関わらず、観光客や学生で賑わっているのに、なぜか、ごちゃこちゃしてない。それもボンの魅力なのかも。

ベートーヴェンハウスは、マルクト広場から伸びる石だたみの通りを進むと右手に入り口が。


その向かいの建物には入り口案内のアートが。ドイツらしいユニークな印やな。
ベートーヴェンハウスでは彼の作品を三次元のコンピュータグラフィックで味わえる。暗い視聴覚室の中でのオペラはクラッシック音楽に通じてない私は、恥ずかしくも多少眠気に襲われてしまった!(◎_◎;)

当時の楽譜や、彼が弾いていたピアノ、ベートーヴェンと
関わりのある芸術家の肖像画などいろいろ見所はあるけれど、最も印象に残ったのは、彼が使用していた「補聴器」と、難聴になって苦しんでいたときの彼の「手紙」。

"ich bin taub.......Seit zwei Jahren meide ich fast alle Gesellschaften"
(私は耳が聞こえない・・・ここ二年、ほとんど人との付き合いを控えている)

時代と共に受け継がれ、多くの人を惹きつける作品を残した偉大な音楽家の生涯。
計り知れない苦しみが、その裏にはあったんだと、この博物館で改めた実感した。

2011/10/20

Lorna-Papi Chulo Te Traigo El Mmmm

治療を終え、杖なしで歩き始めたり、フィクサーが取れた子ども達が続々と退院してくる平和村。最近6歳以上の男の子たちだけで100人は超えてる。

いよいよ、彼らが母国アンゴラへ帰っていく。長い子では、約2年ぶりの家族や友人との再会。

そんな彼らの門出に、タイトルの曲でダンスを披露することに。。構成メンバー、日本人2名、ドイツ人1名、タジキスタン人1名。この曲は決して内容を理解した上でではなく、なんとなくノリがイイからという理由で選んだ。スペイン語圏のホンドュラスからの研修生いわく、歌詞は全く教育上適したものではないらしいけど、スペイン語を理解する人は皆無だろうと甘くみて、強行!

とにかく楽しく踊れたらいい☆

本番まであと一週間。
先ほどようやく形になったぞっ!




Photo: ダンスといえば、私はサルサが好きだけど、2年前くらいからエイサアを本格的にやりたいと思っている私。ドイツに三線を持って来るために買おうとしたけど、あら高いっ。高すぎて断念しました。

2011/10/14

我が子

兄一家に2人目授かる。
めでたいです
母子共に健やかに過ごせますように。会えるの楽しみにドイツでがんばろっ!
私は何年あとになるのやら、そもそも自分の子どもを産むのかしら。

そう言えば、あるドイツ人の女の子(19)が「自分は子どもを産まない。けど、子育てはしたいから、養子をとる」といってたのを思い出した。なぜかと聞くと「この世の中には、数え切れないほどの子どもがいるし、中でも満足に生活できない子ども達がすでにたくさんすぎるほどいるから、わざわざ子どもの数を増やす必要ない。だったら、親がいない子ども達を引き取って育てたい。」との返事が。意見がハッキリしてるなと。確かに、地球上には親がいない子や、親から捨てられてしまった子や、家庭の理由で里親に預けられてる子ども達なとたくさんいるけど、私はそこまでキッパリ子どもを産まないとは言えないな。やっぱり「血のつながった」我が子を育てたいと思うし。お腹痛めて産んだ子。
ただ、彼女のごとく願う人は最近多いのではと感じる。

これまでにドイツで、インドからの子どもを育て上げた家族、アフリカからの子ども達を現在子育て中の二家族に出会ったけど、みんな愛情深い親たち。血がつながっていようとなかろうと、愛情を持って育て上げるのが親としての大事だと改めて思う。

数日後、平和村から2人の子ども達が母国グルジアへ帰っていきます。久しぶりの家族との再会。お父さん、お母さんにたくさん甘えて、病気に負けず、すくすく育ちますように。



Photo: ある保育園児の七夕の短ざく。かわいい夢やなぁとついシャッターを切りました。2011. @ Tobata Station

異文化理解

平和村の子ども達が母国からドイツにやって来て、最初に打ち当たる壁、それは普通の学校で語られているよりもはるかに厳しくて現実的な「異文化理解」なんだな。大陸も宗教も人種も異なり、言葉で簡単に通じ合えない相手。
喧嘩もしたくなるさ、殴りたくなるさ。言葉ってかなり大きいんだな。


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