前回(その①)の続き
必要書類、その申請方法などがわかったものの、すべてがそろい、戸籍役場で結婚の申請(結婚式、婚姻式とは別)をするまでにどれくらい時間がかかるのかは、人によって、申請をする市町村によって異なります。
私たちの場合、資料についての情報収集から、手元にすべての書類が揃うまでちょうど2ヶ月かかりました。
参考までにタイムテーブルを書いておきます。
2011年10月14日 結婚式を行う市町村、式場を選ぶ。
私たちが挙式の場所に選んだフェールドアーフィング町の薔薇の島は、年間5月から10月の間の金曜日と土曜日しか受け付けていないためか、翌年のシーズン中の結婚式の予約を前年の10月に受付を開始していた。予約受付開始の日、朝8時から電話をかけ続け、ようやく11時につながり、すでに第一希望の5月は満席ということで、第二希望を予約する。
※この挙式の予約は、市町村によっては、結婚に必要な書類がすべて揃い、戸籍役場に結婚の申請をして、婚姻成立が保障されてからのみ受け付けるところもある。
2011年12月中旬 必要書類の情報収集
結婚のために必要な戸籍謄本や相手の結婚具備証明書は半年間有効。翌年6月に結婚することが決まった私たちは、半年前の12月に開始。私に代わって、親に官公庁とのやりとりを行ってもらうため、委任状や親にわかりやすく説明するための資料を作成。日本の公文書をドイツ語に訳してもらうための、翻訳家を決める。
2011年12月下旬 ドイツで作成した委任状と資料を日本に郵送
2012年1月初旬 各種確認・依頼
当時、住民票を届けていたNRW州のある市に(念のため)必要書類を確認する。
翻訳家に電話連絡して、翻訳の依頼をする。
2012年1月20日 戸籍謄本 申請
2012年1月24日 アポスティーユ取得のため、戸籍謄本、婚姻用件具備証明書を外務省大阪分室へ発送(東京以西は大阪分室へ送ることになっている)
2012年1月25日 依頼していた翻訳家が、体調不良の理由で翻訳をキャンセル
→別の翻訳家を探す。外務省が直接翻訳家に文書を送れるように手配していたので、電話にて送り先を我が家に変更するように頼む。
2012年1月26日 アポスティーユ受理
2012年1月29日 外務省大阪分室よりアポスティーユ付きに文書が実家に戻ってくる
父より手元に揃った文書のPDFが確認のためメールにて送られてくる
2012年1月30日 ドイツ在住のドイツ人の翻訳家Dr.Zucchiに依頼する。
父、ドイツより新しい翻訳家に書類を送る。
2012年2月9日 翻訳家、書類発送
2012年2月10日 すべての書類が揃う
翻訳家からの突然のキャンセルがあり、日本に住む親とやり取りをして、外務省からの直接の手配もしていただけに、焦りもありましたが、そんな心配はすぐに払い取られました。それは、その後お願いした、翻訳家の迅速なお仕事のおかげです。
というのも、親から念のためとPDFで送られた資料を、翻訳家にもメールで転送したところ、日本からの速達で資料原本が届く前に、すべての翻訳を終わらせてくれていました。彼に依頼させてもらった理由は、公認翻訳通訳士であるので、ドイツ大使館への提出の手間が省けるということでした。
おおよそ、2ヶ月かかった必要書類の準備ですが、代理人の方が東京や大阪などに住まれている場合は、郵便に頼らずご自分で出向くことができるので、さらに短期間で完了するかもしれません。
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INFO : Dr. Zucchi ツッキー翻訳通訳事務所
http://tinyurl.com/zucchid
http://tinyurl.com/zucchj
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