2012/10/24

マキマキワークショップ in ドイツ国際平和村

先日、1年間の研修後初めて、4カ月ぶりにドイツ国際平和村に行ってきました。

ド イツ国際平和村とはドイツ語でFriedensdorf Internationalといい、1967年にドイツ西部のオーバーハウゼンという市で設立されました。きっかけは当時勃発したイスラエルとアラブ諸国 の間で起こった「六日間戦争」です。また、同じころに起こったベトナム戦争の状況も、ブラウン管を通し目にした市民が心を痛め、戦地で傷を負った子どもた ちをドイツへ連れてきて、治療をするという支援を始めました。


現在の平和村の大きな活動は以下の三つです。

①紛争や危機的地域の病気や怪我を負った子どもたち、現地では治療を受けられない子どもたちをドイツの協力病院で治療、手術を施し、母国の親の元に返す。

②平和村施設、基礎健康センター、診療センター、義足作業場などを建設し、資金面や物資面で現地協力団体の支援。コンテナやトラックで定期的に援助物資や医薬品、日用品を援助物資として寄付。この「現地プロジェクト活動」は、その国の人々が、自立できるための援助。

③平和教育活動。ドイツの学校をはじめ、教会関係の団体や社会人サークルなどさまざまな団体を受け入れ、平和村の平和教育のセミナーを提供している。
-----------------------


さて、その平和村へ先週末は、日本人ジュエリー作家の川和真紀さん、池山晃広さん、守谷天由子さんをお連れました。
以前、平和村での研修中に川和さんより「子どもたちと一緒にジュエリーを作りたい」といってもらっており、その日から先週にかけて打ち合わせや準備をしてきました。
私にとっては初めての通訳&コーディネーターとしての仕事で、至らない点が多々あったのですが、何とか無事にイベントを行うことができました。
このイベントについて、平和村ホームページに記事が載り自分なりに翻訳をしたので、引用します。
----------------------------------------------------------------
写真提供:ドイツ国際平和村

 古 くなった服や裁ちくずとして使われない紐などを、ごみとして捨てるのではなく、アームバンドや技巧を凝らしたものに早変わりさせる。それは、とても独創的 です。

 ジュエリー作家の川和真紀さんは、まさにこの生地を使ったジュエリー作りを専門とする一人であり、今回平和村の子どもたちと、その楽しさを分かち合 いました。

 先週、オーバーハウゼン、ヒロシマ通りにある平和村の学びの場(Lernhaus im Friedensdorf)にて、彼女は子どもたちに古着から素早くかわいいジュエリーを作るためにハサミや接着剤をどのように使うかなど、コツを教えてくれました。

 それに感激した子どもたちは、次の日予定されている大きなファッションショーで自分たちの作品を見てもらうため、熱心に作業に取り組みました。日曜日の午後 の本番を迎える前に、もちろんその午前にはファッションショーがうまく進められるように、事前リハーサルもありました。午後3時頃、10人の女の子と10 人男の子たちは、音楽に合わせ、目を輝かせながら、平和村のすべての子どもたちとスタッフである観客の前を通り、自分たちの作った作品を披露してくれまし た。

 作品を創作し、ファッションショーで登場した小さな芸術家たち、素晴らしいファッションショーに招待された観客、そして子どもたちに大きな喜びを与えてくれた川和真紀さん。その日の終わりには、平和村のみんなが、満足して会場大いに盛り上がりました。
この素敵なアクション(活動)に、心からお礼申し上げます。ありがとう!

引用源
https://www.friedensdorf.de/Aktuelles-News.html (独) ドイツ国際平和村ホームページ

0 件のコメント:

コメントを投稿