2011/12/23

Norderney

平和村のハイム(子ども達の日常の世話をする部署)では、年間42日の休暇をとることができる。これは、ここでの仕事が世間の休みである祝日も関係なく仕事が入る前提として設定されているらしい。常勤スタッフは年末に次の年の年間休暇予定を提出する必要があるので、少し前まで、翌年の休暇計画を立てるのに骨を折っていた。一年先のことなんてすぐに決めれるものではない。子持ちの人は子どもの学校の休みに合わせてとるようだ。
私は研修生枠なので、もう1人の研修生と休みが重ならなければ、いつ休暇をとってもよい。
ラッキーなことに、クリスマス前後に休みを10日ほど取れた。

クリスマス休暇、最初の目的地は北海に浮かぶドイツの島、Norderney(ノーダナイ)へ。




ノーダナイは北海にに浮かぶドイツが所有する7つの島のうちの一つ。自然がとても豊かで、観光地というよりは、休暇を過ごす休養地として古くから多くの人が大陸から癒しを求めてやってきた場所でもあります。

そのため、ノーダナイのあちこちで「Kur(療養)」の看板を見かけた。
1871年ドイツ統一を果たし、アメとムチの厳しい政策でドイツ帝国を制した鉄血宰相ビスマルクも、この地で休養をしたそう。



[ビスマルクが過ごした家]





[東西14kmある島。東半分は自然保護地に指定され、徒歩以外での侵入を禁止されている。]




ミュンヘン市から石の贈り物が!そうかと思うとドイツ中のあらゆるところから贈られた石を積み合わせ、一つの記念碑が街の真ん中にあった。



これは、ドイツ統一を記念し、
ドイツ皇帝ヴィルヘルム一世が建てたもの。

それまで同じ言語を話す別々の小さな国がいくつも存在してきたドイツ。
統一後140年経った今も、各州が大きな権限をもち、独自の州憲法を制定し、政治や文化を発展させている。


最後に、下の写真は島のボランティア消防署の風景。ここの島では、常駐で誰かを雇い、もしもの時に備えるのではなく、ボランティア隊員達が島で何かあった場合に家や仕事場から駆けつけることが可能らしい。正しく、住民自治


自分の町は自分で守る。


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