2013/02/19

本当に人種差別発言なのか

2013年2月8日付オンライン 『Zeit』より



























Röslerのようにアジアにルーツを持ち、見た目もアジア人のような政治家 が、これまでドイツ政界にはいなかった。

しかも、そういう政治家が、政党の党首になるような立場でいなかっ たということを考えると、今回のヘッセン州自民党支部長、ハーンの発言は、そこまで非難されることであったのだろうか、と疑問に思う。

問題の彼の発言内容
"Bei Philipp Rösler würde ich allerdings gerne wissen, ob unsere Gesellschaft schon so weit ist, einen asiatisch aussehenden Vizekanzler auch noch länger zu akzeptieren."
→ 「我々の社会が、アジア人の容姿をもつ副首相を受け入れることを、どこまで受け入れることができるか、非常に興味がある」

オバ マが黒人で初の米大統領に就任したときも、 メルケルが女性として初の首相になったときも、「どれほどの国民に受け入れられるか」と疑問をもつ人は、多かれ少な かれいたのではないだろうか。

ただそれを、今回のように「人種差別」と騒ぎ立てる独メディアには違和感を抱いた。メディアが食いつきやすい部分である。

こう いう発言が出るうちは、移民を多く抱える社会の過渡期なんだと思う。
将来、成熟期を迎えるか後退するかは、私にはまだ予想がつかない。

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