2012/01/17

子どもがかわいすぎる!

タイトルの日ばかりではないけれど、

基本、平和村で暮らしている子どもたち、みんな子どもらしくそしてかわいい


毎日仕事で子どもたちを直に相手にしていると忘れることがある。



それは

・重い病気や怪我を負っていること。

平和村にいる子どもたちは、ドイツで度重なる手術を受け、脚に創外固定器具をつけていたり、ギブスをはめ杖をついているので、見た目はいかにも「重い怪我を負った子どもたち」。生まれつきの内科系疾患を患っていたり、骨髄炎や幼い頃の骨折をそのままにしていたため、骨が片方だけ正常に伸びず、両脚の長さが違う子どももいる。生まれつき、指が5本に分かれていない子どももいる。そして幼児期に銃弾で重傷を負った子どもや、地雷で片足・片腕を失った子どももいる。

私はそんな彼らを相手に仕事をしているけど、そんなことも忘れて「これ運んで」だの「早くしないと病院に送れるんだから。とにかく急いで」だの、「あなたの部屋は汚すぎる、すぐに掃除しなさい」など容赦ない。
彼も彼らなりに自分の体で一生懸命、走って、はしゃいで、喧嘩して、なぐりなぐられ、私たち大人に叱られ、当り前だけど、五体満足の私と同じように「生きている」。

ダリー語もパシュトゥー語もポルトガル語もわからない私には、どうしても壊せない子どもとの間にある言葉の壁を感じることだって日常茶飯事。だから、自分自身も言葉以外で、一生懸命子どもに向き合ってるんだなと感じる。けど、やっぱりこんな怪我や病気に対して感覚を狂わせたらダメだ。なんでこんな状況になっているのかって社会の不条理を訴えないといけない。
平和村と出会え、そういう部分に積極的に向き合えた。



・子どもたちは両親から離れ遠くのドイツで暮らしているということ。

ドイツで治療を受ける子どもたちは、最短で半年、最長では3~4年の間、親元を離れて生活する。
いい歳した私でもやっぱり家族と会いたい!と無性に思うことがある。そんな時、私だったらメールや電話をできるけれど、彼らは一切連絡をとれない。小さい子どもでは1歳の子どももいる。親だって側で一番子どもに愛情を注ぎたいと思う。中学生頃の年齢になると、学校の友人や学校での学習をとても懐かしんで、早く国に帰りたいと願う子どもも多い。

来た当初はホームシックになって毎晩泣く子どもや、逃げ出そうとする子どもなどいるけど、子どもは本当に順応性が高いなぁと感心する。一、二週間もすると、すっかり村に溶け込んで子ども同士で遊んでる。大人が見習うべき一面を教えてくれる。
 
親の役目はできないし、したくない。「私たち親代わりしてるんです」なんて親御さんに申し訳ないし恥ずかしくて言えない。早く親のもとで暮らしてほしいなぁ。小さければ小さいほど。



先日もバグダッドで爆弾テロがあり、多くの市民が負傷したというニュースが入り、また自由を失った人が増えたんだと憂鬱な気分に。

しかし!現実には目の前に子どもがいる。
明日も楽しく元気に!


参考:カタログハウスの通販生活春号に掲載された平和村の記事
http://www.cataloghouse.co.jp/2012spring/yomimono/heiwamura/

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